軽量ノートPCの代名詞ともいえるレッツノート。その中でも特に「持ち運びやすさ」に優れたのが、10.1インチサイズのRZシリーズです。
筆者はこれまでに、RZ5・RZ6・RZ8と3台のRZシリーズを実際に使い続けてきました。軽さ、丈夫さ、バッテリーの持ち――一度使うと他のノートに戻れなくなるほど、完成度の高いモバイルノートです。
この記事では、RZ6・RZ8などの中古購入を検討している方に向けて、以下の内容を実体験を交えてわかりやすく解説します。
- 軽量モバイルノートとしての魅力と限界
- RZ5・RZ6・RZ7・RZ8の世代別の違いと選び方
- 中古購入時の注意点とおすすめの信頼できるショップ
これからRZシリーズを手に入れたい方、中古で高性能・軽量なノートPCを探している方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、中古レッツノートを購入する際は、信頼できるショップ選びが成功のカギ。以下では安心して購入できるショップもご紹介しています。
レッツノートRZシリーズの魅力とは?人気モデルはRZ6・RZ8

レッツノートRZシリーズは、軽さ・頑丈さ・高いモバイル性を兼ね備えた、ビジネスユーザーからも高評価を受けている10.1インチのモバイルノートPCです。
なかでも特に人気が高いのが、RZ6とRZ8。どちらも1kg未満の軽さと、2in1仕様の柔軟性を持ち、中古市場でも「状態の良い当たり個体」が多く、コスパの高いモデルとして注目されています。
ここでは、筆者が実際に使ってきたRZ6・RZ8を中心に、RZシリーズの魅力・中古で選ぶべき理由・どんな人におすすめかをわかりやすく解説します。
10.1インチ・1kg未満の超軽量2in1ノート
RZシリーズ最大の魅力は、圧倒的な軽さと携帯性。RZ6やRZ8はいずれも本体重量が約750g~850gと、A4ノートより軽く、小さなカフェのテーブルや膝の上でも快適に使えます。
しかも、RZシリーズはすべて2in1タイプで、ディスプレイが360度回転。タブレットモード・テントモード・プレゼンモードなど、シーンに応じて柔軟な使い方が可能です。
筆者もこのRZ6・RZ8を実際に使用してきましたが、毎日持ち歩いても疲れず、旅先や出張先でも安心して使える相棒のような存在でした。
法人リース落ちが多く、状態が良い中古品が狙い目
RZシリーズは、もともと法人向けに多く導入されていたため、現在中古市場に出回っている多くがリース契約満了後に放出された「法人落ち」モデルです。
法人落ちPCは、定期メンテナンスされていたケースが多く、使用期間も短めな傾向があります。そのため、中古でも見た目がきれいで、内部の状態も良好な“当たり個体”が比較的見つけやすいのが特徴です。
実際に筆者が購入したRZ6もRZ8も、ともに法人落ちモデルでしたが、SSDの動作も軽快で、外観もほぼ無傷。加えて、保証付き・バッテリー新品交換済みの個体を選んだことで、安心して長く使えました。
このように、レッツノートRZシリーズは、中古でも状態の良い個体を選びやすく、コストパフォーマンスに優れた中古ノートを探している方に非常におすすめのシリーズです。
レッツノートのRZを購入するのにおすすめの楽天の販売店
中古のレッツノートを購入する際、もっとも重要なのが「どこで買うか」。同じRZシリーズでも、販売店によって価格・保証・商品の状態・対応の丁寧さが大きく異なります。
実際にRZシリーズを3台以上使ってきた筆者の体験から、楽天市場のおすすめショップをご紹介します。
アルパカ
価格と状態のバランス重視!中古とは思えない美品ノート
アルパカPCは、外観ランクB〜C、バッテリー良好など詳細表記が豊富で、実物画像も多数掲載されており、相場より安価なコスパ重視派に最適。バッテリー新品交換オプションも選べます。保証は1カ月。見た目・状態重視のライトユーザーにおすすめ。
詳しくはこちら >>> 中古パソコン アルパカPC
ワットファン
法人落ちモデル多数で高スペック派に最適+安心30日保証
ワットファンは法人使用済みの高スペックRZモデルを中心にラインナップ。OfficeやOS選択オプションが豊富で、到着後すぐ使える構成が可能。保証30日、キーボード等軽微な点検済み。バッテリー情報は記載なしだが、基本的に実用上問題ありません。
詳しくはこちら>>> 中古パソコン販売のワットファン
PC ENGINE
抽選で最大100%ポイント還元+スペック高めのモデル多数
PC ENGINEでは、状態ランク・バッテリー状況が明記された上で、購入時に抽選で最大100%ポイントバックのキャンペーンを頻繁に実施。高スペックなRZシリーズが多く、Office付き・初期設定済モデル中心で即使用可能。コスパ狙いに強い選択肢です。
詳しくはこちら>>> パソコン専門店PC ENGINE
Select Opus
外観美品中心+Microsoft Office 2019付きで安心の60日保証
Select Opusは整備済みの見た目にこだわったRZシリーズを揃え、美品重視のユーザーに支持されています。Office 2019搭載モデルが多く、保証60日でトラブルにも対応。綺麗な外観と安心感、利便性の両立を求める方におすすめ。
詳しくはこちら>>> Select Opus
蘇桜屋
保証12か月+新品SSD+日本製Office付きが標準
このショップは保証が他と比べて圧倒的に長く「12か月保証」。SSDは新品に交換済で、劣化リスクが低く安心。WPS Officeではなく、日本語対応のMicrosoft Office付きも選べるのが魅力。商品ページには「検査・清掃・リカバリ」内容が細かく明記されており、信頼性が高いです。
詳しくはこちら>>> 蘇桜屋
BTOパソコン専門店のPC-MAX
BTOノウハウ活かした安定構成+届いてすぐに使える初期設定済
PC‑MAXはBTOパソコンの組立経験を活かし、SSD・メモリ・OSの構成バランスが良く、安定性が高い構成を提供。届いたらすぐ使えるようWindowsアップデート・ウイルス対策・WPS Officeなど初期設定済み。保証30日、レビュー投稿で90日まで延長可能です。
詳しくはこちら>>> BTOパソコン専門店のPC-MAX
次世代DLGPC
Windows11+Web会議仕様+Office搭載でテレワーク準備済
DLGPCはテレワーク&家庭利用に使いやすい構成を重視した中古PCをラインナップ。Windows 11やOffice対応モデルが多数あり、「バッテリー良好」表記付きで、ZoomやWeb会議に即対応。保証30日で、ワークスピード重視のユーザーに◎。
詳しくはこちら>>>次世代DLGPC
pc-eco
新品同等SSD&初期設定済+3カ月保証で信頼性重視
pc‑ecoはSSD新品同等品使用、Windows更新・Officeインストール済で初期設定到着後すぐ使える構成。法人利用にも適した安定性で、一部モデルには120日保証あり。7日間無条件返品ポリシーも整え、信頼性と安心感を両立しています。
詳しくはこちら>>>パソコン専門店pc-eco
AKI Digital
軽量モバイル重視+実物写真多数で状態確認しやすい
AKI Digitalは軽量で美品なRZシリーズに特化。実物写真が豊富で外観確認しやすく、Office 2019/Windows 11/10搭載モデルも揃っています。条件付きOffice付き&保証30日。テレワークや外出先で頻繁に使うユーザー向きです。
詳しくはこちら>>>AKI Digital
楽天でレッツノートのRZを購入できる各店舗の比較表
ショップ | 保証期間 | バッテリー情報 | Office付属 | 特徴 |
アルパカ | 1か月保証 | 記載あり(良好) | あり(WPS) | 価格帯が安く、状態表記が丁寧。コスパ重視向け |
ワットファン | 30日保証 | 明記なし | あり(WPS) | 法人落ちモデルが中心でスペック高め |
PC ENGINE | 30日保証 | 良好 or 検査済あり | あり(WPS) | 抽選で100%ポイント還元あり。スペックも上位 |
Select Opus | 60日保証 | 記載なし | Microsoft Office | 整備済PCが多く、見た目も美品中心 |
蘇桜屋 | 12か月保証 | 良好 or 新品SSD | Microsoft Office選択可 | 保証長くSSD新品。初心者にも安心 |
PC-MAX | 30日保証 | 記載あり | あり(WPS) | BTO経験を活かした安定構成。価格も手頃 |
DLGPC | 30日保証 | 記載あり(良好) | あり(WPS) | テレワーク向き構成。Office付きモデル多数 |
pc-eco | 3か月保証 | 新品同等SSD明記 | Microsoft Office選択可 | 保証長め&初期設定済。法人向け多め |
AKI Digital | 30日保証 | 記載あり | Microsoft Office(条件付き) | 軽量+美品に特化。テレワーク用に好適 |
上記の比較表からもわかるように、各ショップにはそれぞれ得意とする構成や対応の特徴があります。
例えば「安心して使いたい初心者」なら、12か月保証で新品SSD&Office付属の蘇桜屋が最もおすすめです。
一方、「なるべく安く入手したい」なら、アルパパやPC-MAXがコスパ面で非常に優秀。保証は短めですが、バッテリーや外観の記載も丁寧です。
また、PC ENGINEのように「100%ポイント還元」などのキャンペーンを実施しているショップもあり、タイミング次第で大幅にお得に購入できます。
各商品ページの実物写真や保証内容をよく確認したうえで、自分の使い方に合ったモデルを見つけましょう。
使い分けのポイント
- 初心者/安心重視 → 蘇桜屋(12ヶ月保証+新品SSD+Office)
- 価格重視/コスパ重視 → アルパカPC ・ PC-MAX (短期保証でも価格が安く状態明記あり)
- キャンペーン狙い → PC ENGINE (100%ポイントバック抽選)
- 美観&中期安心派 → Select Opus (美品+60日保証+Office2019)
- テレワーク向け構成 → DLGPC ・ AKI Digital (Web会議・軽量重視)
- 法人利用/安定構成 → pc-eco (新品SSD+法人向け保証+返品制度)
楽天市場での中古パソコン購入に関する全体的な比較や、購入時の注意点については以下の記事も参考にしてみてください。
Amazonで購入できるRZ
Amazonでは, Panasonic Let’s note RZシリーズの「整備済み品」が多数販売されています。RZシリーズは軽量で2-in-1の柔軟性があり, 中古市場でもコストパフォーマンスの高いモデルとして注目されています。
RZシリーズの整備済み品は, ディスプレイや本体の外観の状態(非常に良い, 良い, 可)が明記され, バッテリーも元の容量の80%以上と保証されています。また, 多くの整備済み品には通常180日間の保証が付帯しており, 購入後も安心して使えます。
RZ6
RZシリーズの中でも非常に軽量で, 日常の軽作業やサブ機としてコストパフォーマンスが高いモデルです。中古市場での流通量も多く, 状態の良い個体を見つけやすいですが, CPUが第8世代未満のためWindows 11へのアップグレードには非対応の場合があります。
RZ8
RZシリーズの中でも特におすすめの狙い目モデルです。より新しい世代のCPUを搭載しており, 日常使いはもちろん, ある程度の負荷がかかる作業にも対応できます。レッツノートのバッテリーはユーザー自身で交換可能なモデルが多いので, 長く使う上でも安心です。
お得に状態の良いRZを選ぶコツ

中古のRZシリーズで満足できる1台に出会うためのポイントは, 次の3つです。
- 「外観ランクB以上」かつ「バッテリー良好」と記載されたモデルを選ぶ → 傷が少なく, 日常使用に十分なバッテリー性能があるものなら満足度が高いです。
- Office付きモデルを選ぶとトータルコストを抑えられる → Microsoft Officeを別途購入するより, 付属している中古品を選ぶほうが割安な場合があります。
- セール・クーポン・楽天ポイント還元を活用する → 特にパソコレやレッツタウンなど楽天店舗ではキャンペーンが多く, 実質価格を下げやすいです。
在庫は日々変動します。「お気に入り登録」や「入荷通知」機能を活用すると, 狙っているモデルを見逃さずに済みます。
「中古だと少し不安…」という方には, 在庫限りの「型落ち新品」レッツノートもおすすめです。新品に近い品質ながら, 定価より大幅に安く購入できる人気の選択肢です。詳しくは 型落ち新品特集ページ をご覧ください。
レッツノートの中古パソコンがどこで買えるかをもっと詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
RZ8を含むRZシリーズを3台使った体験談

筆者はこれまでに、レッツノートのRZシリーズをRZ5、RZ6、RZ8と3台使い続けてきました。どのモデルも共通して感じたのは、「モバイルノートとしての完成度の高さ」です。仕事でもプライベートでも、常にカバンに入れて持ち歩き、必要なときにすぐ取り出して使える。そんな相棒のような存在でした。
以下はRZ5です。カスタマイズして40万円以上で購入。
こちらはRZ8です。こちらもカスタマイズして50万円以上で購入しています。
筆者が約50万円で購入したRZ。
以下では、実際に使って感じたRZシリーズの圧倒的なメリットと、避けられない制約について、リアルな視点からご紹介します。
軽さとモバイル性は圧倒的
RZシリーズ最大の魅力は、何といってもその軽さです。モデルによって多少の違いはありますが、いずれも1kgを切る軽さ(およそ750〜850g)で、A4書類よりも小さいボディ。初めて手に取ったときは「おもちゃかと思うくらい軽い」と驚いたほどです。
特に外出や出張が多い方にとっては、この軽さが日々の負担を大きく軽減してくれます。筆者も毎日持ち歩いていましたが、荷物の量や重さに悩まされることは一切ありませんでした。
さらに、RZシリーズは全機種2in1タイプで、画面を360度回転させてタブレットのように使えるのも便利なポイント。移動中に資料を見たり、立ちながらプレゼンをしたりと、活用シーンの幅が広がります。
キーボードと画面サイズの限界
一方で、RZシリーズには10.1インチという小ささゆえの制約もあります。モバイル性を追求した結果、キーボードはやや窮屈で、特に長時間のタイピングでは指が疲れることもありました。
画面サイズも、メールや簡単な書類作成には十分ですが、ExcelやPowerPoint、複数のウィンドウを並べて作業するような使い方にはやや不向きです。筆者は慣れていたので問題なく使っていましたが、視認性や操作性を重視する人には物足りなさを感じるかもしれません。
とはいえ、この「小ささ」はモバイルノートとしての特性でもあるため、用途次第ではデメリットとは言い切れません。「サブ機としての軽快さ」を求めるなら、むしろ大きな魅力といえるでしょう。
RZから富士通へ──失敗だった乗り換え体験
3台目のRZ8が寿命を迎えたとき、新しいRZを買おうとした筆者はRZシリーズがすでに廃番になっていることを知り、かなりのショックを受けました。
軽くて丈夫な後継機を探した結果、同じく800g台の軽量モデルとして知られる富士通のLIFEBOOK UHシリーズを購入。デザインも洗練されていて、「これならいけるかも」と期待しての選択でした。
しかし、実際に使ってみるとトラブル続き。飛行機の離陸直後に開いたら画面が壊れていたり、新幹線の電源で充電中に突然画面が真っ暗になって起動しなくなったり――数か月のうちに2回も致命的な故障が発生しました。
さらに、バッテリーの持続時間も問題でした。購入当初から電源の持ちが短く、最後は2時間を切るようになってしまい、常に充電器を持ち歩かないと仕事にならない状態に。結局、軽量ノートのはずが充電器込みでかえって重くなるという本末転倒な結果に。
その点、RZシリーズは着脱式バッテリーを採用しており、筆者は予備バッテリーを1本持ち歩くことで1日中快適に使用できていました。バッテリーの軽さと交換のしやすさも、レッツノートならではの大きなメリットです。
こうして再び富士通から離れ、最終的にはレッツノートSRシリーズ(RZの後継に近い存在)に戻ることに。改めて、RZシリーズの信頼性・耐久性・実用性の高さを実感しました。
RZシリーズは、バッテリー交換も工具不要で簡単
レッツノートRZシリーズはすべて着脱式バッテリーを採用しており、ドライバーなどの工具を使わずに、スライド式ロックだけで簡単に取り外し・交換が可能です。
筆者自身も、RZ6・RZ8のバッテリーを自分で交換しながら長年使ってきました。バッテリーが劣化しても新品に交換すれば、また長く快適に使える――これもRZシリーズを手放せない理由のひとつです。
充電器よりも軽い「予備バッテリー」を持ち歩けば、移動中や出張先でも電源の心配は無用。仕事や旅先での機動性を重視するユーザーには理想的な構成です。
RZシリーズ対応のバッテリーは、楽天市場やAmazonで現在も入手可能です。以下に、互換品や純正品を探すための検索リンクと、実際に使用して満足度の高かったおすすめ商品を掲載します。
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レッツノートRZ5・RZ6・RZ7・RZ8の違いを比較
レッツノートRZシリーズは、世代ごとにスペックが着実に進化しており、性能やバッテリー持続時間などに違いがあります。特に中古で購入する場合、どの世代を選ぶかが使い勝手を大きく左右します。
ここでは、RZ5・RZ6・RZ7・RZ8について、それぞれの特徴と選び方のポイントを解説します。
RZ5の特徴と中古価格
RZ5は、第6世代のIntel Core m5/m7(m5-6Y57など)を搭載したモデルで、2016年前後に発売されました。RZシリーズの原点ともいえるモデルで、750g前後という驚異的な軽さと堅牢性を兼ね備えています。
筆者もこのRZ5をカスタマイズして約40万円で購入し、5年間愛用。当時ハワイに在住しており、毎日のように現地のカフェにこの1台を持って行って仕事をしていました。外でも安心して使える強さと携帯性があり、海外生活のなかでもまさに「仕事の相棒」でした。
現在の中古市場では比較的流通が多く、状態次第では1〜2万円台から手に入ります。
ただし、搭載CPUが第6世代のため、Windows 11へのアップグレードには非対応です。Webブラウジングや文書作成などの軽作業用としてなら、今でも十分活躍できるコスパ重視の選択肢です。
RZ6の特徴と中古価格
RZ6は、第7世代のIntel Core i5(7Y57など)を搭載したモデルで、2017年前後に発売されたシリーズです。パフォーマンスは日常用途に十分で、動作も軽快。筆者もこのモデルからRZシリーズの魅力に引き込まれました。
中古市場では出回りが多く、状態が良ければ2万円台前半で購入できるのも魅力。軽作業やサブ機として使いたい人にとっては、非常にコスパの高い選択肢です。
ただし、Windows 11へのアップグレードには非対応(第8世代未満のCPUのため)なので、今後のOSアップデートやセキュリティ面を気にする方には注意が必要です。
RZ7はなぜあまり見かけない?
RZ7は、RZ6の後継として2018年前後に登場したモデルで、CPUはCore i5-7Y75など、同じく第7世代を搭載しています。ただし、RZ6とのスペック差はあまり大きくなく、法人向け出荷が中心だったためか、中古市場で見かける頻度はかなり少なめです。
中古販売サイトなどを日頃からチェックしている中で、RZ6やRZ8に比べてRZ7は流通数が少なく、価格もそれほど安くない印象を受けています。そのため、「あえてRZ7を選ぶよりも、状態の良いRZ8を探したほうが得策では?」と感じる場面が多くありました。
性能は安定しているものの、入手性やコスパの面であまり選ばれない、いわゆる“中間世代”という印象です。
RZ8が中古でおすすめされる理由
RZ8は、RZシリーズの中で最も新しいモデルで、CPUは第8世代のCore i5-8200Yなどを搭載しています。この第8世代以降のCPUは、Windows 11にも正式に対応しており、今から購入する中古ノートとしては非常に安心感があります。
また、バッテリー性能も向上しており、使用感としても「やっと軽量ノートが完成された」と感じた1台です。筆者もRZ5→RZ6→RZ8と使い続けてきましたが、RZ8でようやく「性能と軽さのベストバランス」が得られた実感がありました。
RZ8は価格はやや高めで、状態が良く、スペックが高いもの(メモリー16GB)になると20万円を超えることもありますが、それだけの価値はあります。
以下は、筆者も実際に購入・使用しているRZ8(メモリ16GB)と同等スペックの中古品です。
ちなみに筆者は、同スペックのRZ8を新品で約50万円で購入しました。当時の価格を思えば、今の中古価格は非常に魅力的です。
なお、「第8世代CPUとは何か?」については、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご参照ください。
スペック・性能比較表(CPU/バッテリー/重量など)
モデル | 発売時期 | 搭載CPU | 世代 | Windows 11対応 | 重量 | バッテリー駆動時間(目安) |
RZ6 | 2017年頃 | Core i5-7Y57 | 第7世代 | ✕ 非対応 | 約750g | 約10時間(新品時) |
RZ7 | 2018年頃 | Core i5-7Y75 | 第7世代 | ✕ 非対応 | 約775g | 約10〜11時間 |
RZ8 | 2019年頃 | Core i5-8200Y | 第8世代 | ✅ 対応 | 約850g | 約11〜12時間 |
※バッテリー駆動時間はモデルやバッテリーの状態、使用環境によって大きく異なります。
この表からも分かるように、RZシリーズはどのモデルも1kg未満の軽量設計で、モバイル用途に非常に優れています。特に出張や外出先での作業が多い方にとって、カバンに入れても負担にならないサイズと重さは大きなメリットです。
ただし、性能面や今後のOS対応を考慮すると、第8世代のCore i5-8200Yを搭載し、Windows 11に正式対応しているRZ8が、最も安心して使えるモデルと言えるでしょう。Windows 10のサポート終了が近づく中で、RZ8なら今後も長く使い続けることが可能です。
重量はRZ6・RZ7よりわずかに重くなりますが、体感ではほとんど差を感じません。むしろ、バッテリー持続時間の向上や全体の安定性を考えると、価格と性能のバランスに最も優れた選択肢として、多くの中古ユーザーに選ばれているのも納得です。
RZ6はWindows 11に対応しているのか?
レッツノートRZ6を中古で購入する際に多くの方が気にするのが、Windows 11にアップグレードできるかどうかという点です。
結論から言うと、RZ6は基本的にWindows 11に非対応です。これは、RZ6に搭載されている**第7世代Intel Core i5(例:7Y57)**が、Microsoftの定めるWindows 11の正式対応CPUリストに含まれていないためです。
そのため、公式にはWindows 11にアップグレードすることは推奨されていません。無理にアップグレードすることはできますが、将来的なセキュリティ更新や動作保証の面で不安が残ります。
RZ6を選ぶ場合は、Windows 10のまま使うか、Linuxなど別OSを活用するという選択になります。2025年のWindows 10サポート終了を見据えるなら、Windows 11対応のRZ8や他の第8世代モデルを選ぶ方が安心です。
モデル | CPU世代 | Windows 11対応 |
RZ5 | 第6世代(Core m5) | 非対応 |
RZ6 | 第7世代(Core i5-7Y57) | 非対応 |
RZ7 | 第7世代(Core i5-7Y75) | 非対応 |
RZ8 | 第8世代(Core i5-8200Y) | 対応 |
なお、Windows 11対応CPUの条件や注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
RZシリーズの仕様|バッテリー・メモリ・サイズのチェックポイント
レッツノートRZシリーズは、その軽さと頑丈さだけでなく、モバイル用途に特化した独自の仕様が大きな魅力です。ここでは、購入前に知っておきたいバッテリー・メモリ・本体サイズに関する基本的な特徴をわかりやすくまとめます。
バッテリー|着脱式で交換が簡単
RZシリーズはすべて着脱式バッテリーを採用しており、底面のロックをスライドするだけで交換可能です。特別な工具は不要で、予備バッテリーを持っておけば長時間の外出先でも安心。ビジネスシーンでの評価も高いポイントです。
メモリ|オンボードのため増設不可
RZシリーズのメモリはオンボード(内蔵固定)式で、基本的に増設はできません。機種によって4GB〜16GBまで構成はありますが、中古で選ぶ際はメモリ容量に注意が必要です。とくに8GB以上を選ぶと快適度が大きく変わります。
サイズ・重量|A4より小さく超軽量
全モデル共通で10.1インチディスプレイ重量は約750g〜850gと驚異的な軽さを実現。A4用紙より小さいため、ビジネスバッグや女性用バッグにもスッと収まり、日常的な持ち運びに最適です。
インターフェース|USB・HDMI・VGAが標準装備
RZシリーズは小型ながらもUSB-A・HDMI・VGA・SDカードスロットなど充実のインターフェースを備えており、外部ディスプレイやプロジェクター接続も簡単。モバイル性だけでなく、拡張性の高さもRZならではの魅力です。
以下は、各RZシリーズの主な仕様を比較した表です。中古で購入する際に、どの世代が自分に合っているかを判断する材料として活用してください。
モデル | 発売時期 | CPU | メモリ | 重量 | バッテリー | 着脱可否 | Win11対応 |
RZ5 | 2016年頃 | Core m5-6Y57 | 4GB~8GB | 約745g | 約10時間 | 〇 | ✕ |
RZ6 | 2017年頃 | Core i5-7Y57 | 4GB~8GB | 約750g | 約10時間 | 〇 | ✕ |
RZ7 | 2018年頃 | Core i5-7Y75 | 4GB~8GB | 約775g | 約11時間 | 〇 | ✕ |
RZ8 | 2019年頃 | Core i5-8200Y | 4GB~16GB | 約850g | 約12時間 | 〇 | 〇 |
RZシリーズは終了?RZ9は?後継機や今買える軽量モデルは?
長年にわたってモバイルユーザーから高い支持を集めてきたレッツノートRZシリーズですが、最終モデルとなるRZ8を最後に、新モデルは発売されていません。
2020年以降, Panasonicは法人向けレッツノートのラインナップ整理を進めており, 10.1インチのRZシリーズは事実上「終了」となりました。
「RZ9」というモデルは存在しない
検索で見かける「RZ9」というキーワードですが、RZ9という型番は正式には存在しません(2025年現在)。おそらくRZ8の後継を期待するユーザーの誤検索や誤認によるものと考えられます。
つまり、現時点で最新かつ最終モデルは「RZ8」です。
後継機はないが、軽量ノートは他にもある
RZシリーズのような「1kg未満・高耐久・高性能」のノートPCは非常に希少ですが、Panasonic以外のメーカーからも軽量モバイル機は登場しています。
たとえば、富士通のLIFEBOOK UHシリーズは、800g前後の軽さで注目されており、RZシリーズの軽さに近い体験が可能です。
Panasonicの現行モデルにも超軽量ノートはある
RZシリーズ自体は終了しましたが、Panasonicでは現在も1kg以下の軽量ノートPCを販売しています。
たとえば、レッツノートSRシリーズは、12.4インチ・約929gという軽さで、RZシリーズの後継的な存在として注目されています。
また、FVシリーズにも1kg未満の構成モデルがあり、LTE対応やハイスペック構成を求める方に適しています。
これらのモデルは法人向けのラインナップが中心ですが、個人でも公式サイトや家電量販店経由で購入することが可能です。ただし価格帯は高めで、15〜30万円前後となる構成が多くなっています。
そのため、「軽さ・価格・耐久性のバランス」を重視するなら、状態の良い中古RZ8を選ぶ方が現実的で満足度も高いというのが筆者の実感です。
とはいえ、RZシリーズの完成度は別格
筆者もRZシリーズ終了後に富士通の軽量モデルを試しましたが、剛性や安定感ではRZシリーズのほうが上でした。軽さだけを求めると後悔することもあり、「多少古くてもRZ8を中古で買い直す」という選択の方が結果的に満足度は高くなりました。
今後新たな後継機が登場する可能性は不透明なため、RZシリーズの魅力を実感したいなら、今のうちに状態の良い中古RZ8を確保するのが得策です。
中古RZシリーズを選ぶときの注意点
中古のレッツノートRZシリーズは、性能・軽さ・価格のバランスが非常に良く、特にRZ8は狙い目のモデルです。ただし、中古品ならではの注意点もいくつかあります。ここでは購入前に必ず確認しておきたいポイントを4つご紹介します。
バッテリー劣化と交換可否
中古のRZシリーズを購入する際、特に確認すべきなのがバッテリーの劣化状態です。数年使用された個体では、フル充電しても1~2時間しか持たない、電源を抜くとすぐ切れるといった症状もよく見られます。
しかし、レッツノートの大きな魅力のひとつは、ユーザー自身で簡単にバッテリー交換ができる点です。
交換は工具不要!底面からワンタッチで取り外し可
RZシリーズはすべて底面にスライド式のバッテリーロックがあり、ドライバーなどの工具を使わずに交換できます。
筆者自身も、RZ6・RZ7・RZ8の3台すべてでバッテリー交換を何度も行っており、交換のしやすさはノートPCの中でもトップクラスです。
- 本体を裏返す
- ロックを解除し、古いバッテリーを取り外す
- 新しいバッテリーをカチッと装着するだけ
どこで買える?互換バッテリーと純正品の選び方
バッテリーはAmazonや楽天などで純正・互換品ともに流通しています。
種類 | 特徴 | おすすめ用途 |
純正バッテリー(Panasonic製) | 安定性・信頼性抜群。ただし高価 | 長く使いたい方、ビジネス用 |
互換バッテリー | 安価で手に入る。やや個体差あり | サブ機・短期利用向け |
購入先としては楽天市場やAmazonが一般的ですが、筆者が実際に使っておすすめできる製品を以下に紹介します。
筆者が実際に使ってよかった、おすすめのバッテリーはこちら。
購入前にチェックすべきポイント
- 商品説明に「バッテリー劣化あり」「充電不可」の記載がないか確認
- 「バッテリー新品交換済み」などの記載があるモデルは安心
- 予備バッテリーを1本持っておくと、外出先でも安心
このように、RZシリーズは「バッテリーが劣化しても自力で交換できる」という点で、中古でも長く使えるモバイルノートとして非常に優れています。
実際に筆者も交換しながら延命してきた経験があり、「バッテリー交換可」という仕様は、中古ノート選びの大きなメリットだと断言できます。
Officeの有無とライセンス形式
中古のレッツノートを購入する際、Microsoft Officeが付属しているかどうかは重要なチェックポイントです。また、Officeが付属していてもライセンス形式によっては注意が必要です。
よくあるパターン
- Officeなし: 本体価格は安いが、別途購入が必要
- Officeプリインストール: 法人向けモデルに多く見られ、再インストールや認証ができない場合あり
- ボリュームライセンス: 企業一括契約のOffice。一時的に使えても、後日認証エラーになるリスクあり
安心してOfficeを利用したい方は、以下のいずれかの方法がおすすめです。
- 正規のプロダクトキーが付属した「Office付き中古PC」を選ぶ
- Microsoft 365(サブスクリプション)を別途購入:常に最新版のOfficeが利用でき、OneDrive 1TBも付属
Microsoft 365の購入は、Amazon(正規販売パートナー)が安心です。
「Office付き」の中古レッツノート RZシリーズを安心して購入したい方には、以下の専門ショップがおすすめです。
- Select Opus|Office2019搭載・整備済みRZ6を多数取扱・60日保証
- 蘇桜屋|新品SSD+12ヶ月保証+Office選択可モデルも
- DLGPC|テレワーク向け構成+Office付きモデル多数
- AKI Digital|軽量美品+Office条件付きモデル・30日保証
いずれの店舗も、Officeの有無やライセンス形態が商品説明に明記されているため、購入前の確認がしやすく、初めての中古PC購入でも安心です。
液晶・タッチパネルの状態チェック
RZシリーズは全モデルがタッチパネル対応ですが、中古品では以下のようなトラブルが見られることがあります。
- 表面に傷や擦れ(特にペンや指の使用跡)
- タッチ反応の不良(押しても反応しない)
- 液晶の色ムラや黄ばみ、ドット抜け
これらは写真だけでは判断が難しいため、できれば返品保証付きの店舗を選ぶ、または「状態ランクS〜A」の個体を狙うのがおすすめです。
「やや安いが状態が不明」な商品より、少し高くても状態が良好と明記されたモデルの方が、長く使えるケースが多いです。
法人モデルと個人モデルの違い
中古RZシリーズには、法人向けモデル(Businessモデル)と個人向けモデルの2種類が存在します。見た目や基本機能は似ていても、いくつかの違いがあります。
項目 | 法人モデル | 個人モデル |
OS | Windows 10 Pro(多い) | Windows 10 Home(多い) |
Office | 付属しないことが多い | 付属しているケースあり |
保守・サポート | 一括契約向けで短期終了 | 家庭向けで標準保証付き |
出回り数 | 非常に多い(リース落ち) | 少なめ |
法人モデルはリース契約満了後にまとめて放出されることが多く、状態の良い個体が安価で出回る傾向があります。ただし、Officeが付いていない・サポートが終了していることもあるため、目的に応じて選ぶことが大切です。
まとめ|今、中古でRZシリーズを選ぶ価値はあるのか?
レッツノートRZシリーズは、10.1インチ・1kg未満の超軽量設計と高い耐久性、そして2in1の柔軟性を兼ね備えたモバイルノートの傑作です。
なかでも、RZ6やRZ8は中古市場で状態の良い法人落ち品が多く流通しており、価格と品質のバランスに優れた狙い目モデルとして高い人気を誇っています。
RZ6はコスパ重視で検討する方に、RZ8はWindows 11対応を重視する方におすすめです。筆者自身も3台のRZシリーズを実際に使い続けてきた経験から、どの世代も「毎日持ち歩ける相棒」として十分な価値があると断言できます。
ただし、良品は徐々に市場から減っており、価格も上昇傾向。「状態が良く、スペックも納得できる中古品」に出会えたら、早めの購入が後悔しないポイントです。
信頼できる中古PCショップを選ぶことで、初心者でも安心してレッツノートRZシリーズを手に入れることができます。
RZシリーズ取扱あり|安心して購入できる中古PCショップ
- Select Opus|整備済みRZ6/RZ8+Office2019+60日保証
- 蘇桜屋|新品SSD+12ヶ月保証+Office選択可モデルも
- AKI Digital|軽量・美品+Office付属モデルも取扱
- DLGPC|テレワーク構成・Office選択モデルもあり
✅ 番外編|掘り出し物や格安モデルを狙うなら: