大学生のレポートの書き方【テンプレート・フォーマットを紹介】

レポートの書き方 卒論・論文の書き方

「大学の授業でレポート出せっていわれるけれど、書き方がわからない」

「レポートについていろいろ説明されたが、具体的な書き方がわからない」

など、大学生の方はレポートに関していろいろな悩みがあるかと思います。

そこで、ここでは典型的なレポートの雛形(テンプレート・フォーマット)を紹介します。

大学のレポートは、まとめるだけでは不十分です。

問いをたてて、それに答えるのがレポートです。

とはいってもなかなかその通りに書けないのではないでしょうか。

そこでここでは、レポートのフォーマット(テンプレ)を作ってみました。

簡単にいいますと以下のようになります。

はじめに

  • テーマの一般的なことから書き出す
  • レポートで何を明らかにするのか(問い・目的)で「はじめに」の最後を締める

具体的な章の内容を章のタイトルにする
(最初に主張・結論を述べ、その後に具体例を書く。)

  • ~の現状
  • ~成功した要因

おわりに

  • 問いをもう一度書く。(本レポートでは~について考察してきた)
  • その内容について簡単にまとめる。

ここではレポートの書き方について、さらに詳しく解説します。

なお、大学生活でのレポート執筆には、スムーズなリサーチが欠かせません。

また、最近ではスマホでレポートを書く学生も増えています。

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大学の教員で卒論指導を毎年行っています。国際誌・学会誌・大学紀要などに100本以上の論文を発表してきました。Language Learning, The Modern Language Journal, Systemなどの国際誌の査読者もやっています。

作文・小論文とレポート・論文の違い

まずは、最初にこの4つの違いをしっかりと理解しましょう。

  • 作文(感想文):自分の感想を述べる文章(=感じたこと)
  • 小論文:自分の意見を主張する文章(=考えたこと)
  • レポート:先生から与えられた問いに答える。(論文や資料を証拠して出す)
  • 卒論(論文):自分で問いを立てて自分で答える。(論文や資料を証拠して出す)

つまり、大学のレポート・論文ではこの「問いに答える」というのがポイントになります。

  • フィンランドの教育はなぜ成功したのか?
  • フィンランドの教育から日本は何が学べるか?

また、小中高校でよく書いていた作文・小論文とは自分の感想や意見を書くものです。

一方、大学に入ってよく聞くレポート・論文(卒論)というのは、作文・小論文とは全く異なります。

レポート・論文というのは主観を入れずに客観に徹して自分の解釈や意見は書きません。

自分が立てた問い・課題に応えるために他人の論文や資料を証拠として出していくのです。

詳しくは作文・小論文・レポート・卒論の違いをご覧ください

パラグラフ・ライティングの手法を取り入れる

レポートを書く際は、パラグラフ・ライティングの手法を取り入れてください。

大学の英語の授業や大学受験の英語のリーディングの仕方として、パラグラフ・リーディングを習った方もいるかと思いますが、英文だけなく、アカデミックの世界では、パラグラフ・ライティングの概念を取り入れて書いていきます。

なお、パラグラフとは段落のことですので、ここからはわかりやすく段落という言葉を使います。

パラグラフ・ライティングとは一言でいうと、「各段落は、トピックセンテンスを最初に書いて、その後に、具体例を書く」ということです。

トピックセンテンスというのは、その段落で、いいたいこと、つまり、主張・結論・理由などです。

つまり、最初にその段落の主張・結論を書いて、その後に、具体例を書いてください。

もっと簡単にいえば、最初に重要なこと・結論を伝えて、詳しいことは後にということです。

そうすると各段落の最初の文章だけ読むだけで、そのレポートでいいたいことがわかるようになります。

まとめますと、各段落の構成は以下のようになります。

トピックセンテンス(主張・結論)

  • 具体例や具体的な理由
  • 具体例や具体的な理由

まずは、このパラグラフ・ライティングの考えをしっかりと理解してください。

つぎに、各パートの具体的な書き方について解説します。

レポートの各パートの書き方

レポートの課題で、先生から「~について要約しなさい」とか具体的な指示が出ている場合は、いいかえれば「~についての要約はどのようなものですか」というのがまさしく問いなので、それに答えて本などを要約すればいいです。

先生からの課題の文章をよく読んで、問いは何のかをしっかりと理解し、その問いに答えていきましょう。

しかし、単に「~についてレポートを出しなさい」「~について書きない」などという題名も自由、内容も自由というレポートの課題がでることもあると思います。

これが一番困るのではないでしょうか。

その場合は、ある程度テーマを絞る必要があります。

はじめに(序論)

最初に、「はじめに」の書き方について解説します。

「序論」と「はじめに」は同じことです。

ちなみに、最後に書く「結論」と「おわりに」も同じことです。

ただし、「はじめに」としたら「おわりに」、「序論」としたら「結論」としたほうが、一貫性があります。

では、「序論」と「はじめに」は何かというと、レポートの最初の出だしの章で、そのレポートに関係する背景などを書きながら、このレポートでは何について書くのかをここで示していきます。

たとえば、「フィンランドの教育に関するレポートについて出しなさい」という課題がでたとしましょう。

最初にフィンランドの教育の現状についてさらっと書いていきましょう。

つまりテーマの一般的なことから書き出します。

そして、最後に「問い(本研究の目的)」を明示します。

これが書けていないと何について書いてきたレポートなのかさっぱりわからないということになります。

結構このようなレポートがあり、添削しながら「あなたは何について書いてきたの?」と時々いいたくなります。

ところで、「フィンランドの教育」といっても数ページにまとめるには、どこかに絞らないと無理ですよね。

そこで以下のように「はじめに」の最後で「問い(本研究の目的)」を明らかにします。

  • 「本レポートではフィンランドの教育から日本が何を学べるかを明らかにしていく」
  • 「本レポートではフィンランドの教育の現状について考察する」
  • 「本レポートではフィンランドの教育の変遷について詳述する」
  • 「本レポートではフィンランドの教育がなぜ成功したのかその要因について考察していく」

これが決まったら、これについて答えていくだけです。

まとめると「はじめに」では以下のように書きましょう。

1.はじめに

最初に、フィンランドの教育の現状など一般的なことをさらっと書いて紹介。

  • フィンランドでは・・・・・

最後にレポートの問いや目的を提示。

  • 本レポートではフィンランドの教育がなぜ成功したのかその要因について考察していく。

序論の書き方をより詳しく学びたい方は序論(はじめに)の書き方を参考にしてください。

本論

ここのセクションの名前は本論とはしません。

「フィンランドの教育が成功した要因」などのように、具体的な内容のセクション名にします。

ここでポイントとなるのは、最初にこのセクションや段落では何について述べていくのかをはっきりと宣言し、その後に具体例を書いていきます。

つまりセクション全体でも前述したパラグラフ・ライティングの手法を取り入れていきます。

具体的には、「ここではフィンランドの教育が成功した要因を5つに分けて解説する」と書いて、その後に、序論で提示した問いの答えを以下のように、3~5つぐらいに分けて解説していきます。

第一に、(「第一に、」と句読点を入れることが多いです)

第二に、(「第二に、」と句読点を入れることが多いです)

次に、(「次に、」と句読点を入れることが多いです)

最後に、(「最後に、」と句読点を入れることが多いです)

このときに、指定された本や資料を引用していきます。

文献・資料の探し方は以下を参考にしてください。

動画もあります。

具体的な引用の仕方は正しいコピペ(引用)の仕方で学習してください。

動画もあります。

さらに、各段落は前述したパラグラフ・ライティングの手法を取り入れて、最初の文だけ読んでいけば、そのレポートの要旨がわかるようにします。

2.フィンランドの教育が成功した要因

ここではフィンランドの教育が成功した要因を5つに分けて解説する

段落1 第一に、教員の質が高いことである。

  • 具体例や具体的な理由
  • 具体例や具体的な理由
  • 具体例や具体的な理由

段落2 第二に、読書力を高めるために様々な工夫がされていることである。

  • 具体例や具体的な理由
  • 具体例や具体的な理由
  • 具体例や具体的な理由

おわりに(結論)

「おわりに」では、「はじめに」で定義した問いに「おわりに」で答えてください。

そしてその理由や内容を簡単にまとめて終わりです。

おわりに(結論)の書き方の詳細はレポート・卒論・論文の「おわりに」「結論」の書き方を参考にしてください。

3.おわりに

  • 本レポートではフィンランドの教育が成功した要因を5つに分けて解説した。
  • これらを要約すると・・・・

または、

  • その結果・・・・が明らかになった。

引用文献の書き方

最後に以下のような引用文献のリストをつけます。

米田佐紀子(2008)「英語劇を通して日本人児童 に英語力を定着させる試み―コミュニケーション 能 力からみた発音・語彙・文型の定着を目指して―」 『北陸学院短期大学紀要』40 , 65-84 

寺内一(2005)『ビジネス系大学の英語教育イノベーション―ESP の視点から』東京:白桃書房

引用文献の書き方は分野によりかなり異なりますので、各分野の先生の指示に従ってください。

心理・教育系でよく使われる引用文献の書き方は引用文献(ネット文献も含む)の書き方を参考にしてください。

レポートのテンプレート(フォーマット)

以下が具体的なテンプレ―ト(フォーマット)です。ここに自分の課題を入れてみましょう。

また、各段落はトピックセンテンス(主張・結論)の後に、具体例というのも忘れないようしてください。

論文の題名

学籍番号 名前

1.はじめに

  • テーマの一般的なことから書き出す。
    (フィンランドでは・・・・)
  • レポートで何を明らかにするのか(問い・目的)で「はじめに」の最後を締める
    (本レポートでは・・・・について考察する)

2. フィンランドの教育の変遷

(ここではフィンランドの教育の変遷について述べる)

3. フィンランドの教育が成功した要因

 (ここではフィンランドの教育が成功した要因を5つに分けて解説する)

4.おわりに

  • 問いをもう一度書く。
    (本レポートでは~について考察してきた。)
  • その内容について簡単にまとめる。
    (その結果・・・・が明らかになった。)

引用文献

藤後悦子・野澤純子・石田祥代 (2021) 「フィンランドにおける子どもの規範意識形成への支援について:―フィンランドにおける子どもの参画と自己決定の実践―」『東京未来大学研究紀要 』15, 121-129

こちらは本論のところを大きくフィンランドの教育として、それをさらに、サブセクションにわけた例です。

論文の題名

学籍番号 名前

1.はじめに

  • テーマの一般的なことから書き出す。
    (フィンランドでは・・・・)
  • レポートで何を明らかにするのか(問い・目的)で「はじめに」の最後を締める
    (本レポートでは・・・・について考察する)

2.フィンランドの教育

(ここではフィンランドの教育について考察する)

2.1. フィンランドの教育の変遷

(ここではフィンランドの教育の変遷について述べる)

2.2. フィンランドの教育が成功した要因

 (ここではフィンランドの教育が成功した要因を5つに分けて解説する)

3.おわりに

  • 問いをもう一度書く。
    (本レポートでは~について考察してきた。)
  • その内容について簡単にまとめる。
    (その結果・・・・が明らかになった。)

引用文献

藤後悦子・野澤純子・石田祥代 (2021) 「フィンランドにおける子どもの規範意識形成への支援について:―フィンランドにおける子どもの参画と自己決定の実践―」『東京未来大学研究紀要 』15, 121-129

Chat GPTなどのAIはレポートでどう使うか

近年のAIの発達はすごいですね。

私はChat GPTは有料版にして毎日フルで使っており、Chat君と呼んでおり、時には叱りながら、時には褒めながら、毎日いろいろ相談しています。

私にはなくてはならない相棒です。

それぐらいのChat GPTのヘビーユーザーの私の経験からいえることは、大学生はChat GPTをレポートに使うのはやめたほうがいいです。

Chat GPTの知識はネット上にある知識のみです。

大学の先生の専門の知識とChat GPTの知識を比べたら、大学の先生の知識のほうが勝っています。

専門の先生がみたらChat GPTが書いたレポートはすぐに見抜かれますし、嘘が多いですよ。

試しに「こんな論文書いてみて」と入れたことがありますが、使い物になりませんでした。

Chat GPTは平気でうその情報を載せてきますし、勝手にありもしない論文の情報を教えてきます。

Chat GPTは私の肌感覚としては、嘘もつくし、間違えるけれども、一生懸命働いてくれる助手という感じです。

なのでChat GPTを研究で使いこなすには、その分野の知識をしっかり持っていて、Chat GPTの嘘と間違いを見抜けるようになるまでは、レポートでは使わないほうがいいです。

ただ、以下のような使い方ならOKです。

  • 出来上がったレポートの誤字脱字をチェックしてもらう。
  • 外国語の論文を日本語に翻訳してもらう。
  • 論文を要約してもらう。

レポート提出の際のその他の注意点

ここからはレポート提出の際のその他の注意点について解説します。

卒論(レポート・論文)のチェックリストでは最後のチェックポイントを説明しています。こちらも参考にしてください。

図や表の論文中での書き方

図や表の書き方ですが、以下のように必ず図や表には通しで順番に番号と表の題名を付けてください。

表は以下のように表で通しで表1、表2と書いてください。

どこからかそのまま引用した場合は注としてどこから引用したのか論文や本ならページ数まで書きましょう。

分野にもよりますが、表は上に番号と題名を書きます。

英文でAPAに準拠した論文を書く場合は表1とAAAで段落を変えますが、日本語の論文の場合段落を変えずに「表1 AAAA」と以下のようにつなげているものが多いような気がします。

ただ、これらもすべて分野やジャーナルによって異なりますので、学生さんは先生の指示に従ってください。

図は下に番号と題名をつけてください。

ここで重要なのは、本文中に必ず表や図のことを以下のように記載してください。

  • 表1によれば
  • ~である(表1を参照)
  • 図1は

本文中に記載がない表や図は削除しましょう。

それらは論文に必要のないものですから。

論文の型をまねる

ときどきブログ記事のような「はおすすめ」「に行ってみましょう」みたいなレポートを出す学生がいて本当にびっくりします。

レポートはブログではありませんのでそんな言葉使いは論外です。

レポートを提出する前に今一度自分が出そうとしている分野の論文を1本読んでみてください。

論文はサイニーにたくさんありますので、そちらからキーワードを入れて検索してください。

詳しくは以下を参考にしてください。

それで一度しっかりと読んでみましょう。

論文の言葉遣いはどのようなものなのかしっかり読んでください。

内容をまねるのは剽窃ですが、型をまねるのはレポートや論文を上達させる近道です。

論文の型をまねながらレポートを書いてみてください。

番号をつけて章立てをする

上記のフォーマットのように、以下のように章立てをしてください。

1. はじめに
2. フィンランドの教育の変遷

その際に、1の後は「.」「1.はじめに」にしましょう。

ときどき「1、はじめに」と句読点をつける方がいますが、通常は「1.はじめに」というように「.」をつけます。

ただし、APAに厳密に従う場合は、番号を書かない場合もあります。

先生の指示に従ってください。

レポートはパソコンの初期設定のまま書く

文字は10.5ポイントで。

レポートA4で1枚と課題を出したときに、以前すごい大きな文字サイズにして数行書いてきた学生がいました。

そんなことはやらないようにしましょう。

特別指定されなければ、文字サイズはパソコンの初期設定のまま書きましょう。

通常は文字サイズは10.5ポイントです。

また、どうにかページ数を増やしたくて、1行おきに書いたり、行数を減らしたり、空白の部分を増やしたりなど設定をいじくって、いろいろ工夫してくる学生がいますが、先生のほうから「設定を直してください」といわれればそれまでですので、あまり変な小細工はしないように。

かえって悪印象を与えてしまいます。

意味が変わるところで段落を変える

だらだら書いてある文章はとにかく読みにくいです。

意味が変わるところで段落を変えるということです。

常にこの段落で何が言いたいのかを考えながら書いていきます。

それで意味が変わるところで段落を変えていきましょう。

段落が変わったら1文字下げる

この前指導をしていてびっくりしたのですが、段落が変わったら1文字下げるということを知らない学生がいました。

段落が変わったら1文字下げます。

全然下げてないというのは問題外ですが、半角しか下げない、半角と全学が入り混じって下げているのも見苦しいです。

である調で書く

レポートはです、ます調ではなく、である調で書いてください。

さらに、これが混在するような書き方(である調とです・ます調が混ざる)も絶対だめです。

論文とネット上の記事をそのままコピペしていると混在してしまうのでしょうね。

混在しているの見ると、「コピペしていんだな」「読み直ししていない」ことがすぐわかります。

「私」は極力使わない

「私」はレポートや論文ではなるべく使わないようにしましょう。

「本稿では」「本論文では」「本レポートでは」といいましょう。

体言止めなど下手な文章の修飾は必要ない

小説ではないので、体言止めなど下手な文章の修飾は必要ありません。

  • 一番おいしかったのはカレー。
  • 一番大切なのは考えること。
  • 日本において最も面積が大きい北海道。

卒論やレポートというのは小説ではないので、体言止めなど下手な文章の修飾は必要ありません。

毎年「体言止め」が含まれるレポートや卒論がいくつかあるのですが、なんで学生さんは体言止めのレポートを書くのか??不思議です。

MacやiPadを使っている方は注意

それから、必ずクラスに数名いるのが、Pagesのまま送ってくる方。

教員はWindows派が多い(特に、文系)ので、Pagesは開けられません。

Pagesを送ってくるたびに、連絡して送り直してもらうのですが、「Wordがありません」「変換の仕方わかりません」となると本当に面倒くさくなります。

時には、PagesからWordに変換しても、変換がうまくいかないで、ぐちゃぐちゃなレポートを送ってくる方もいます。

教員側からしたら、非常にストレスです。

これは解決のしようがありませんので、最近ではそのわずらわしさがいやでオンライン入力してもらっています。

他の先生も同様に感じていると思いますので、MacやiPadの方は、PDFに変えるなり、きちんとWordに直して送りましょう。

ただし、理系の先生はMac派が多いので、逆になるかもしれません。

ネットのつぎはぎはやめよう

楽をしようとして、ネットをつぎはぎして、レポート書いてくる方がいますが、先生は見ただけですぐにわかります。

指摘を受けて、書き直しさせられると思います。

そもそもネットの情報を正しく、引用し、出典を書くのはかえって、大変な労力です。

きちんとした本や論文を要約してまとめたほうが、ずーと楽です。

ときどき、学生のレポートを見ていると誰でも見れるWEB上からそのままコピペして「  」をつけて直接引用しているものがあります。

WEB上だとそもそもページ数が書けないので、WEBページの直接引用(そのままコピペ)は避けたほうがいいでしょう。

また、学生の中には、論文や新聞などを一つも引用しないで、検索して上位に出てくるサイトをコピペして提出してくる学生がいますが、そのような学生のレポートはいわゆる「ブログ」のような感じで、先生はさっと読んだだけで「ネット上の情報をコピペしてつぎはぎしただけで先行研究として論文まったく読んでないな」とすぐわかります。

もちろん私は書き直しさせます。

ましてや、コピペして青々とリンクをつけたまま「僕はコピペしました」とわかるように、出してくる学生が年に1~2名はいますが、これは論外ですね。

くれぐれもWEBページのコピペのようなつぎはぎレポートはやめましょう。

先生はちょっと読んだだけでわかりまし、コピペを調べるソフトもありますので、厳しい先生だと単位もらえませんよ。

数枚のレポートに表紙は必要?

よく、レポートの書き方のブログなどで、表紙をつけるように言っている方がいますが、どうしてなのかな???と感じます。

教員の立場からいわせてもらうと、短いレポートでしたら、わざわざ表紙をつけなくてもいいのではないかと思います。

卒論などは別ですが、数枚のレポートでしたら、私は表紙をつけるようにはいいません。

2~3枚のレポートで表紙つけるのって、紙の無駄ではないかと思います。

そもそも表紙をめくる手間が増えるだけなので、私はないほうがいいです。

ただ、これは先生の考えによりかなり異なりますので、提出先の先生の指示に従いましょう。

大学のサイトか大学の先生が書いているものを参考に

大学のレポートの書き方を参考にする場合は、大学のサイトか大学の先生が書いているサイトや動画を参考にしましょう。

時々、????で何となく違和感のあるレポートを出してくる学生がいて、よく聞いてみると「ネット上のレポートの書き方を参考にしました」といいます。

それらを見てみると、ビジネス系の方だったり、大学院や学部卒の学生さんが自分の体験をもとに解説していたりで。。

確かにそれらの説明はわかりやすいのですが、これらを参考にされたらちょっと困るなという内容もあります。

ビジネス系は、会社に入ってからレポートを書く場合に多いに役に立つと思いますので、卒業後に参考にされたらいいかと思います。

大学のレポートはやはり大学や大学教員を参考にしましょう。

おわりに

ここでは、大学生のレポートの書き方について解説しました。

最初に、「はじめに」で背景とそのレポートは何について書くのか(そのレポートの問い)をしっかり示して、その答えをいくつかに分けて、わかりやすく説明しましょう。

「おわりに」でレポートの内容を簡単にまとめておしまいです。

また、各段落は最初に主張を書いて、その後に具体例ということも忘れないように。

型さえ、覚えてしまえばそんなに難しくありません。

レポートをしっかり書けるようになると、論理的に説明できるようになり、就活などでもしっかりとした受け答えができるようになると思います。

レポートを通して論理的思考ができるようになりましょう。

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