論文を書くまえに、自分のテーマに関連した文献を集めていく必要があります。
文献を探す際に、最も使うのは日本国内の学術論文を検索できるデータベースCiNii(サイニィ)と世界中のアカデミックな論文を簡単に検索できるGoogle Scholarです。
どちらもレポート・卒論・論文の執筆に必須のツールです。
そこでここではCiNii(サイニィ)とGoogle Scholarの使い方について詳しく解説します。
自己紹介
大学の教員で卒論指導を毎年行っています。国際誌・学会誌・大学紀要などに100本以上の論文を発表してきました。Language Learning, The Modern Language Journal, Systemなどの国際誌の査読者もやっています。
サイニィCiNiiの使い方
CiNii(サイニィ)とは日本国内の学術論文を検索できるデータベースです。
日本語ではサイニィが正しいのですが、実際にはサイニーと検索している人が多いようです。
サイニィでは日本国内の研究者が書いた論文をいっぺんに探すことができます。
以下の画面で探したい論文の検索ワードを入れるだけなのですが、初心者が間違えやすい点がいくつかあります。
ポイント1 検索ワードはスペースをあけて入力する。
ポイント1は検索ワードは必ずスペースをあけてということです。
たとえば、インバウンド政策について調べたいと思った場合、「インバウンド 政策」と入れると189件の結果が出ますが、「インバウンド政策」と検索すると44件しかでません。
つまり、「インバウンド 政策」と検索すると両方が使われているどこかに使われている論文が検索できますが、「インバウンド政策」という単語しか検索できません。
つまり「インバウンド政策」と入力してしまうとたとえば、「インバウンドに関する政策」という論文を表示できません。
ポイント2 「本文あり」を選択してから「検索」
学生から「先生PDFがダウンロードできません」という言われることがあります。
はじめから「本文あり」を選択してから検索すれば、PDFが入手できるもののみが検索結果として表示されます。
Google Scholarの使い方
この画面上で自分が探したい検索ワードを入力してください。サイニィとはまた異なる学術論文が入手できます。
もっと詳しい解説はこちらの動画で学習してください。
まとめ
ここではレポート・卒論・論文の文献の集め方について説明してきました。
レポート・卒論・論文の先行研究(資料・文献)の探し方・集め方にはCiNii・Google Scholar以外の資料・文献の探し方についても解説しています。
そちらも参考にしてください。
また、これらの集めた文献をどのように引用するかは正しいコピペ(引用)の仕方【レポート・卒論・論文の文中での正しい引用の書き方】をご覧ください。
以下はレポート・卒論・論文の各パートの書き方の教材です。
なお、以下は大学生に有益な情報を集めたものです。参考にしてください。
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